今年は創立60周年という大きな節目の年にあたりますが、残念なことにチャイナ発、武漢ウイルスによって世界中が混乱の最中にあります。
              感染は半年以上たっても治まる様子がありません。
              今回は皆さんの前でお話ししたかったのですが、いわゆる三密(密閉・密集・密接)を避けるためホームページでのご挨拶となりました。
◇世界的大流行の新型コロナウイルス
 ウイルスとは、ラテン語で“毒”の意味だそうですが、黴や細菌などの有害な微生物の俗称なのです。
              このウイルス感染症に対する名前について、日本では何故かチャイナに遠慮して、新型肺炎とか新型コロナウイルスとかの名前を付けています。
              
              国連の世界保健機関※1(WHO)のトップ、テドロス事務局長は、チャイナウイルス感染拡大に対し、「緊急事態宣言」の遅れが世界的拡散に継がったと批判されています。その理由は、テドロス局長の出身国エチオピアがチャイナマネーによる巨大投資が指摘されています。
              チャイナの圧力によって宣言が1ヶ月以上も遅れたのです。
              3月11日になってようやく、世界的拡散いわゆるパンデミック宣言を出しました。
              
              3月11日といえば、東日本大震災※2 と同じ日です。
              令和版グローバル3.11となりました。
              
              しかし時すでに遅し、その間チャイニーズの春節といわれる旧正月にあたり、休みを利用した海外旅行で世界中にチャイナウイルスを拡散させてしまったのです。
              日本も例外ではなく、入国を止めることは出来ませんでした。
              日本が非常事態宣言を出したのは、さらに遅れて4月7日のことでした。
              WHO(世界保健機関)で決めた正式名はCOVID-19(コビッド19)といいます。
              その意味はチャイナ起源のウイルス感染症の英語の頭文字からとったものです。
              
              
              
              
・グローバリズムとウイルス拡散
  政府は、2020年度にインバウンドとか云う外国人旅行客を4000万人受け入れる目標を立てています。更に2030年には6000万人にするそうです。
              そうなると、1年間に日本の人口の約半分の外国人旅行客が来る事になります。
              去年の外国人旅行者は3000万人を超えました。
              日本国中どこへ行っても観光地は外国人だらけです。
              
              特にマナーの悪いチャイナ、コリアの旅行客にはウンザリします。この人達が外国人旅行者の7割もいるのです。
              この外国人旅行客合計の使うお金は5兆円だそうですが、日本人旅行者も含めた観光産業全体の収入は26兆円だそうですから、外国人観光客による収入は20%弱にしかなりません。
              マナーの悪い外国人旅行者に嫌気がさして旅行を取り止める日本人観光客が増えてきたら、元も子もありません。
              グローバリズム※3の名のもとに、人、もの、金の国境を超えた自由な往来は、ウイルスまであっという間に世界中に拡散させてしまったのです。
              
              チャイナの食文化とは昔から、四つ足はテーブル以外、飛ぶものは飛行機以外何でも食べてしまうと言います。
              犬、猫はもちろん、生きた猿の頭をかち割って脳ミソをスプーンで食べる高級料理とか昆虫のから揚げからコウモリのスープまで数え上げたらキリがありません。
              
              今回のチャイナウイルスは蝙蝠(コウモリ)又はハクビシンが発生源だと言われていますが、もうひとつ疑われているのは、武漢にはウイルス研究所があって、現地での正式名称は「中国科学院武漢病毒研究所」と言います。
              この研究所は武漢の中心部にあって、ありとあらゆるウイルスや生物兵器を扱うことができる、バイオセーフティーレベル4という国際基準をクリアした中国唯一の研究所なのです。
              ここから持ち出されたか漏れ出したのではないかとの疑惑もあり、WHOの調査団によって真実を明らかにしてもらいたいものです。
              
              今の所、日本では、欧米やインド、ブラジル等と比較して被害は少なく抑えられていますが、経済的な打撃は計り知れません。
              世界中がグローバリズムどころではなく、日本の江戸時代の鎖国状態となってしまいました。
              まだ江戸時代の方が自由がありました。旅人は歩いてではありますが、各地方へ自由に行き来することが出来ました。
              今や新幹線や飛行機があっても、うっかり使うこともできません。
              私なども車があっても、今年に入って県外に出ていません。
              色々考えて見るにグローバリゼーション等という名の元に、人間の勝手気儘な行いに罰が当たったのかも知れません。
              
              今、世界の指導者達は、これを戦争ととらえています。
              見えない敵とどうやって闘うのでしょう。
              闘うよりも先ずは反省と収束へ向けて努力する他ありません。
              
・コロナにも「感謝」?!
  このピンチをチャンスとして立派に活かしている人もいます。
              将棋の藤井聡太七段です。
              17歳高校生は学校も休校となって、あの手この手の探究の末、初タイトルの棋聖を獲得しました。
              史上最年少記録です。
              時間は誰にも平等に与えられています。
              それを生かすも殺すもその人次第ということです。
              
              雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズの宮沢賢治の出身地、岩手県ではコロナにも負けず頑張っています。
              
              私達の会社の今年の年度テーマは「感謝」※4です。
              だからと言ってコロナに感謝とは何事かと叱られそうですが、そこは発想を変えてプラス思考で行きましょう。
              
              先ずは、コロナに負けない丈夫な体を作り、心も決して誘惑に負けない精神を持ち、人に優しく、力持ち、そういう人はイジメにあうことはありません。
              
              国際社会も強いもの勝ち、国連の会議だって理想など無きに等しいのです。
              コロナの火元のチャイナ等を見ても明らかです。
              放火犯のクセに消防士のフリをして、世界中に恩を売りつけ、火事場泥棒の如く尖閣諸島を侵略しようとしています。
              海上保安庁の船が、ここは日本の領海です、出て行って下さいと頼みますが、かえってくる返事は、お前こそ出ていけと連日居据わっています。
              日本はこれ以上、手も足も出せないのです。
              これ以上の行動は、安全保障条約によるアメリカ頼みですから、アメリカが動いてくれなければどうにもなりません。
              
              竹島の場合を見てもあてにはなりません。
              この際、憲法を変えて、自分の国は自分で守るという力をつけることです。
              そうすれば、イジメは無くなるのです。
              コロナによって、明らかになった人間社会の現実に目覚め、こんな当たり前のことが実行できれば、御の字です。
              そうなれば、コロナ様ありがとうの感謝となります。
              このチャイナウイルスの世界的大流行によって、イベントも次々中止となり、東京オリンピックも1年延期となりました。
              果たして、来年開催できるものかどうか危ういところです。
              もし、中止となれば東京オリンピックは2度目の中止となります。
              最初の東京オリンピックは1940年、丁度私が生まれた年でした。
              紀元2600年の年にあたり、国威発揚の場として開催する予定が第二次世界大戦、日本では大東亜戦争が始まることでオリンピックどころではなく、開催を返上し、中止となりました。
              何しろ平和の祭典ですから、戦争が始まればそれどころではありません。
              コロナ戦争が始まったのです。
              
              
◇2020年…「キリの良い」話
 コロナの話はこのぐらいにしますが、今年は2020年、何かとキリの良い数字が並びます。私が20歳の時、1960年(昭和35年)に創業した私達の会社ベルクスも、それからの60年という年月が流れ、今日創立60周年となりました。
              
              過去の私からの創立記念朝礼の中で、色々な出来事があったという話はしていますので、繰り返しませんが、大きな節目の年なので、今日は思いつくままキリの良い所の話を進めてみたいと思います。
              
              今年は初代神武天皇が即位してから2680年です。
              西暦ですと紀元前660年となります。
              以来、126代天皇が令和の今上天皇となります。
              神話の時代から現代まで続く、世界に例のない伝統と文化、歴史を持った国なのです。
              このことを日本の正史として完成したのが日本書紀※5です。
              今年は日本書紀成立から1300年となります。
              
              私が生まれた年、昭和15年は明治維新から、日清、日露戦争を経て、それまで維新によって鎖国から開国する時の不平等条約解消のための外交の舞台となった鹿鳴館も、その役目を終えてこの年に解体されました。
              私が思うには、皇紀2600年を祝うのにこの建物はふさわしくないと考えたのではないでしょうか。
              
              明治維新の前後には戊辰戦争に代表される内戦による戦死者を祀るため、明治天皇によって今日の靖国神社が創建されたのは明治2年のことでした。
              今年で御創立150年となります。
              国のため命を捧げた人達が以来246万6千余柱が御祭神として祀られているのです。
              今日の日本国の尊厳と平和と繁栄は命を懸けて戦った先人達のお陰なのです。
              昭和の大戦が終わって75年、敗戦で焦土の中から立ち上がって今日の平和と繁栄を築いたのです。
              感謝しつつお参りするのは、日本人の務めだと思います。 
              
◇「人事を尽くして天命を待つ」~この危機を乗り越えるために
 このような節目の年にあたり、今、大変な事態となっています。
              
              経済的には、リーマンショックを超える危機となる恐れがあります。
              そのため政府も、危機を回避するため特別予算を組んで、対策をたて実施しています。
              例えば、経済が停滞して休業した人の雇用を守るための雇用調整助成金は、特例で給与を補填します。
              仕事を休んでも、賃金の80%が支給されます。
              又、特別定額給付金の名目で国民1人1律10万円は赤ちゃんから老人、受刑者から日本に住んでいる外国人にまで等しく配った国は日本だけです。
              更には、事業継続再起のための持続化給付金等、数々の支援策を用意しています。
              そのための補正予算はとりあえず26兆円、これらは全部、国の借金となるのです。赤字国債です。
              蓄えを取り崩して配分するのとは違います。
              国は借金の上に借金を重ねて経済を廻してゆくのです。
              この借金は誰が返済するのかというと、私達、日本国民しかありません。
              喜んでばかりいられません。
              
              その日暮らしで借金はあるが貯金は0、という人も大勢いるようですが、今後も何があるか分かりません。
              これからは、分度☆を弁え貯蓄に励み、収入がなくとも半年や1年暮らしてゆけるぐらいの力をつけて行きたいものです。
              それが見掛けの繁栄とは違った本当の豊かさではないかと思います。
              
              チャイナウイルスによる困難に追い打ちを掛けて、各地で水害も起きています。
              「人事を尽くして天命を待つ」という言葉もありますが、その様な気構えを持ってこの危機を乗り越えることが出来たなら、又一段と強くなれると思います。
              
              社員の皆さんにも苦労を掛けると思いますが、しばらくの間、協力をお願いします。
              創立60周年という記念すべき年が試練の年となってしまいましたが、この危機を又皆んなで、力を合わせて乗り越えましょう。
              そうすることが、今日まで育てて頂いたお客様始め、取引先、関係するすべての方々に対する責務なのです。
              新たな第一歩を踏み出す覚悟で、今後共よろしくお願いします。
              
              
              
              
【注釈】
              
              ※1 世界保健機関 (英: World Health Organization、仏: Organisation mondiale de la
              santé、略称: WHO、OMS)は、人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関(国際連合機関)である。
              1948年設立。本部はスイス・ジュネーヴ。 (インターネットの百科事典ウィキペディアより抜粋 2020.7)  
              ※2 東日本大震災  2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害である。大規模な地震災害であることから大震災と呼称される。東日本各地での大きな揺れや[2]、大津波、火災等により、12都道県で約1万8000人の死者・行方不明者が発生し、これは明治以降の日本の地震被害としては関東大震災、明治三陸地震に次ぐ規模となった。沿岸部の街を津波が破壊し尽くす様子や、福島第一原発におけるメルトダウン発生は、日本国内のみならず世界中に大きな衝撃を与えた。
              発生した日付から3・11(さんてんいちいち、さんいちいちと称することもある。(インターネットの百科事典ウィキペディアより抜粋 2020.7)
              
              ※3 グローバリズム  地球を一つの共同体と見なして、世界の一体化(グローバリゼーション)を進める思想である。字義通り訳すと地球主義であるが、通例では、多国籍企業が国境を越えて地球規模で経済活動を展開する行為や、自由貿易および市場主義経済を全地球上に拡大させる思想などを表す。
              (インターネットの百科事典ウィキペディアより抜粋 2020.7)
              
              ※4 第59期の年度テーマ サブテーマは“世代を繋ぐ ありがとうを伝え 新たな可能性を追求しよう”
               
              
              ※5 日本書紀  奈良時代に成立した日本の歴史書。日本に伝存する最古の正史で、六国史の第一にあたる。舎人親王らの撰で、養老4年(720年)に完成した。神代から持統天皇の時代までを扱う。漢文・編年体にて記述されている。全30巻。系図1巻が付属したが失われた。(インターネットの百科事典ウィキペディアより抜粋 2020.7)
              
              
              
              ☆【付記】
              二宮尊徳(金次郎)の「報徳の4つの教え」
              ・報徳とは?
              恩恵に感謝し、人や物のすべてのものが持つ徳(良さ・長所)を活用して社会に役立てていくこと
              次の4つの教えを実践していくことで豊かな暮らしにつながるという教えです。
              1.至誠 いつも真心をつくし、感謝の心を持つ
              2.勤労 一生懸命学び、考え、働く
              3.分度 自分にふさわしい生活をする
              4.推譲 譲り合い、助け合いを心がける
              
              
              
              2020年08月03日